国頭村・大宜味村・東村

沖縄本島最大規模を誇るマングローブをカヌーで探検。その後は国道331号と県道70号でやんばるの東海岸を北上し、ヤンバルクイナを観察。行き交う車も少なく秘境気分を味わいながら本島最北の地、辺戸岬（へどみさき）を目指します。

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08:30

慶佐次川でマングローブカヌーを体験

東村慶佐次川（げさしがわ）下流域にはヒルギの群落、マングローブが広がっています。その規模は沖縄本島最大で、国の天然記念物に指定されています。そのマングローブをカヌーで観察する、やんばる自然塾主催のツアーです。しっかりとレクチャーしてくれるのでカヌーはビギナーでも安心して参加することができます。

やんばる自然塾のすぐ目の前にある慶佐次川河口付近がスタート地点。カヌーに乗って上流へと進み、10分ほどでマングローブエリアに到着します。本流のほか、川幅の狭い支流へも入り、マングローブを形成するオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギの違いや、マングローブと人とのかかわりなど、ガイドの説明に耳を傾けます。

マングローブ観察の後は、慶佐次川を下り河口から海へと向かいます。水の色、視界の広さがこれまでとは、まったく異なります。美しい海を堪能したらスタート地点に戻りツアーは終了です。終了後、手作りのサーターアンダギーやツアー中の写真データをプレゼントしてくれるなど温かなおもてなしがうれしい限りです。

12:10

東村の道の駅でランチ＆お買い物

「道の駅サンライズひがし」内にある「お食事処東ぬ浜（あがりぬはま）」は沖縄料理を楽しめるレストラン。三枚肉とソーキがのった沖縄そば700円が一番の人気メニューです。

もう一つの名物メニューが天ぷらの盛合わせ700円。魚、イカ、サツマイモが合計10個盛られています。オーダーを受けてから揚げるのでアツアツの天ぷらが楽しめますよ。

東村はパイナップルの生産量日本一。そのため直売所ではパイナップルを使用したおみやげがたくさん揃っています。右から時計回りにパイン缶詰486円、パイナップルコンフィチュール702円、ローゼルコンフィチュール702円。

13:30

やんばる産のコーヒーで食後のカフェタイム

現在、沖縄は空前のコーヒーブーム。その先駆けとなったお店がこちら。1993年、足立浩志さんが創業。台風の被害など苦難も続きましたが、現在、足立さんの娘である、朋子さんが2代目として店を切り盛りしています。

ひと際目を引く、カラフルでポップな外観や店内はこの店の特徴ともいえます。畑で収穫されたコーヒー豆はブラジル産の豆とブレンドして提供。ヒロ・ブレンド ホット・コーヒー、ホット カフェ モカなどで味わえます。
※天候不順の影響などにより、ブレンドコーヒーを提供できない場合がありますのでご了承ください。

先代から守り続けているヒロ・ブレンド ホット・コーヒー（M）650円と、コーヒープリンとゼリーをミックスした名物スイーツ、コーヒープリンゼ550円は、ドライブ途中、ほっとひと息つくのにぴったりです。

14:30

国の天然記念物ヤンバルクイナを目の前で観察

「安田くいなふれあい公園」内のヤンバルクイナ生態展示学習施設 クイナの森では、やんばるの固有種で国の天然記念物であるヤンバルクイナが観察できます。ヤンバルクイナは普段はめったに見ることができない貴重な鳥ですが、ここではガラス張りのブースで間近にじっくりと観察することができます。

ケージ内にいるのはヤンバルクイナ1匹。名前はクー太くん。カタツムリやミミズが大好物のようです。スタッフが30分に一度ヤンバルクイナについての解説をしてくれます。ヤンバルクイナについて聞きたいことがあったら尋ねてみるのもいいですね。

16:00

沖縄本島最北の地、辺戸岬へ

ヤンバルクイナ展望台。高さ約11mとその大きさに驚きます。中に入ることもでき、展望所から辺戸岬全景が見渡せます。

沖縄本島で最も北にある辺戸岬。天気がよければ鹿児島県の与論島や沖永良部島を見ることができます。岬には観光案内所HEAD LINEがあり、2階にはカフェが営業。ここでロングドライブの疲れを癒すのもおすすめです。

2階にある「ふしくぶカフェ」で大人気のドリンク、アップルバナナシェイク600円。砂糖は不使用で、フルーツそのものの甘さが味わえます。期間限定なのでメニューにあれば即買いです。

辺戸岬から車で約5分。やんばる随一と呼ばれる絶景が見事な茅打バンタに到着します。眼下には宜名真（ぎなま）漁港と東シナ海。ずっと続くやんばるの山並みも視界に入ります。サンセットスポットとしても有名なので、その時間帯を狙うのもおすすめです。ちなみに、日没時間ですが、夏は19時頃、冬は17時30分頃です。