東村で開催されている秘境ツアーは、めったに訪れることができない山奥でのアクティビティが楽しめる人気のプログラム。そのうちのひとつ、シャワークライミングを体験し、やんばるの自然にどっぷりとひたってみませんか?
地図でコース全体概要を見るカヌーでやんばるの秘境へアプローチ。沢登りや滝つぼで水遊び
シャワークライミングとは、沢登りなどのリバースポーツのこと。このツアーでは、やんばる奥地にある小さな川を舞台に水遊びが楽しめます。まずは福地川海浜公園に集合。ガイドの車に先導してもらいながら、沖縄最大のダムである福地ダムまで向かいます。ダム湖は穏やかで、野鳥の鳴き声を聞きながら目的地へ向かってパドルを漕いでいきます。
カヌーを漕ぐこと約30分、カタナバーへ到着。ここからいよいよリバートレッキングのスタートです。落差3mの滝を目指して沢を登っていきます。川の中を歩いたり、時には泳いだり、岩をよじ登ったりと、大自然との一体感が味わえ、とっても楽しいです!
30分ほどで滝つぼへ到着します。ここでは、滝をよじ登ったり、滝つぼへダイブしたりと、アクティブに遊べ、アドベンチャー気分を存分に味わえます。帰りは元来た道を戻りカヌーを漕いでスタート地点へ。福地川海浜公園では温水シャワー(200円)と無料の更衣室があるので、身支度を整えて次の目的地へと出発しましょう。
東村にオープンした新しいグルメスポット
2022年2月22日にオープンした「かねやん食堂」。オーナーの金子竜太さんの「東村民の憩いの場になるように」との想いから、東村では数少ない夜までオープンしている飲食店です。
コンテナとブロックを組み合わせた店内はシンプルでしゃれた空間。夜まで営業しているというだけあってカウンターにはお酒がズラリと並んでいます。
「自分が食べたいもの、また東村ではなかなか食べられないものを」というのがメニューのコンセプト。しっとりと低温で焼き上げたローストポーク丼(サラダ、スープ付き)1000円は特製のソースでいただく人気の逸品です。
たっぷり野菜の特製豚汁(小丼付き)1000円や、やんばるピーマンたっぷりガパオライス(サラダ、スープ付き)1000円などのメニューも見逃せません。また、オリジナルグッズも人気で、マグカップやTシャツ、バッグなどさまざま。おみやげに買っていく人も多いそうです。
自家製のシークヮーサージュースが疲れを癒してくれる
大宜味村の山奥に佇む「がじまんろー」。不思議な名前は沖縄の言葉、「がじまっとん」から。これは農作物が集まっている様子を意味する言葉で、かつてこの辺りに農作物が山積みされていたことから名付けられたそうです。
もともとこの辺り一帯は、店主の真謝 江美子(まじゃ えみこ)さんのご主人の実家があり、広大なシークヮーサー畑を擁していました。山奥にあるので人が訪れることも少なく寂しい思いをしていた真謝さんは「カフェを作れば人が来てくれるかも」との思いから、「がじまんろー」を2005年にオープンしました。
「がじまんろー」の特徴はなんといっても坊主森(ぼうじむい)と呼ばれる山々の眺め。その威容を誇る姿はテラス席からでもよく見えますが、庭を散策するとよりはっきりと眺めることができます。庭の一角にあるブランコに乗りながら眺めを楽しむのもおすすめです。
シークヮーサージュースとバナナケーキのセット800円。ケーキは、庭で収穫したヨモギを使用したフーチバーケーキなどもあります。10月から1月頃まで、シークヮーサー狩り体験(1kg500円)も実施しています。
やんばるの玄関口にある充実した施設が人気の道の駅
大宜味村津波の国道58号沿いに2020年リニューアルオープンした「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」は、広大な敷地にレストランやパーラー、大宜味村観光協会などが入り、まさにやんばるの拠点といった施設です。
特産品販売所「がじゅまる館」では、大宜味村を中心とした沖縄本島北部の特産品や加工品などを販売。野菜や果物、鮮魚も並べられ、まさにやんばるの台所といった雰囲気。観光客だけでなく地元客も訪れるというのも頷けます。
左から押川シークヮーサー500 ml 1728円、シークヮーサー酢1000ml 1377円、カラキソイミルクキャラメル1200円、シークヮーサーバター1200円、てぬぐい1620円、カラキティーパック1080円など。大宜味村特産のシークヮーサー商品が目立ちますね。
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